お米を主食とするアジア人にとってスープって汁物なんだと思うんです。

ごはんとおかずとみそ汁みたいな。

これは日本でもたとえば一汁三菜的。

中華でもベトナム料理でもごはんと汁物です。

 

でもヨーロッパ人にとってのスープはまったく意味が変わってきます。

スープの起源は世界中にいろいろな説があるけれども大麦の粥のようなものであったといいます。

こんな感じでしょうか。

プチプチ系ですね。固いので煮て食べたんでしょう。麦の甘さだけでおそらくかなり無味だったかと。

で、これを食べ残したものを放っておいたらビールのもとになった説もあります。

 

最初に飲んだ人は腐っているのか、発酵しているのか、当たりはずれがあったに違いありません(笑)

何回か繰り返すうちにコツを覚えていったのでしょうね。

 

ちなみにパンも麦と水をまぜておいたら(こちらは過熱していない状態でまぜておく)ふくらんだのを石で焼いたのが最初と言われています。

 

まあ、ビールの話はさておき、スープとパスタの話に戻ります。

この大麦の粥的なものがほかの野菜などを入れてミネストラとか、ブロード(出汁)的なものに変わっていきます。

これは歴史的なフランスの美食家ブリア・サバランの

著書「美味礼賛」(←最近玉村豊雄さんがあたらしい翻訳本出しましたね)にも、「スープ(ポタージュだったかな?)はスプーン(木のさじ)が立つくらい濃いほうがいい(おいしい)」と書かれています。アジア人からするともはやそれはスープでなくピューレなのでは?と言いたくなる濃さ(笑)。これは基本粥的なスープからきているからでしょうね。

じゃぁ、もう少ししゃばしゃばなスープはというと、しっかり出汁をとった複雑なうま味のコンソメのようなものが好まれました。贅沢に何度も出汁を重ねたようなものです。今店で出したらいったいいくらかかるのか・・・・。色は大量投入した肉から出る色です。野菜をこがして取る方法もあるけどね~。

 

そして粥であり、スープの具でもあった大麦はだんだんと栽培、加工しやすい小麦へと取って変わられます。

時にはその小麦が豊作の時もあるわけです。当然ただ乾燥させて保存するだけでなく粉にして加工しやすいようにします。で、不作の年のためにパスタ(当時はmaccheroniマッケローニという言い方が主流だったようです)に成形して、乾燥させて保存していくのです。

これを農民がこそこそ貯めていると働かないので教皇庁などに怒られたりしていた(笑)。

 

イタリア語でパスタpastaは生地そのもののことを指すので実は麺類を指している言葉ではありません。

なのでデザートにつかう、たとえばスポンジケーキのスポンジ的なものの生地、つまり焼成前の生地もパスタと呼びます。

 

だからパスタ類とスープを一緒に頼むとイタリア人は「?????」蕎麦とうどん一緒に食べるの?的な感じです(笑)。

そういう炭水化物on炭水化物、主食×主食な定食もあるけどね(笑)。

 

イタリア人にとっては

汁ありスープ=ミネストラなどのスープ類または出汁に浮かんだラビオリなど

汁なしスープ=日本人がおもうところのパスタ類

という感じでしょうか。

単語がいっしょでも感じ方ってかなりちがいますね。そういうところが違う文化の面白ところだと思います。

 

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スープってからだをつくるためのものなのよね。

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