世田谷区・千歳烏山のイタリアン「のんとろっぽ」からお知らせ

ベルターニ アマローネ・クラシコとフードペアリング

「’09はこの10年の間でもっともすぐれた出来だ。」

長い熟成を経て蔵出しされるアマローネ。ベルターニのエノロゴ、つまり醸造責任者クリスティアン・リドルフィは2009年のこのアマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラをこう評します。

ベルターニはヴァルポリチェッラ種のブドウを自然環境のもと陰干しに4か月、そして通常2年の樽熟でアマローネを法的に名乗れるのにも関わらずこの2009年は7年も大樽で熟成、さらに瓶内での熟成を1年かけて作られました。

丁寧に扱われ選別されたヴァルポリチェッラは凝縮し、20年、30年と長期熟成に耐えられるワインとなるのです。

そんなプレミアムワインをフードペアリングとともにどうぞ。

 

今回のフードペアリングは3種類。

左から

パルミジャーノレッジャーノと馬肉のタルタル

穴子の燻製 トレビスのリゾット

黒豆とチョコレートのトルタ

エキスの濃いアマローネに合わせて旨みの濃い料理をご用意しています。

一口ごとにいろいろな香り、風味がアマローネの味わいを楽しめます。

贅沢な一杯をどうぞ。

プレミアムワイン ベルターニ アマローネ・クラシコ2009  グラス + 3種のフードペアリング

¥5000

のんとろっぽ ある日のK様おまかせのコース

のんとろっぽの使い方はみなさまそれぞれ。今日は「今日はいろいろなワインを飲みたいんだ」ということで承ったKさまのディナーをご紹介。グラスワインをたくさんご用意しておりますのでドンと来いデス。

軽めの料理とシャンパンがお好きなK様、かわいらしい品の良い女性との会食に合わせて小さな皿でたくさん召し上がっていただける6000円のコースを承っておりました。合わせたグラスワインもご紹介します。

 

水牛モッツァレラと掛川石山さんのトとマトのスープ

甘さと香りと濃厚さが素晴らしい石山さんのトマトを裏ごしして、水牛モッツァレラのとろける食感とともに。

のんとろっぽのグラスシャンパン、「ボーモン・デ・クルイエール」からスタートです。

フェンネルとチーズのキッシュ

フェンネルのすぅーっとする色気のある香りと濃厚なチーズがマッチした小さなキッシュです。

天然琵琶湖産稚鮎の酢炊きと水なすのサラダ

ビネガーの入った煮汁でやさしく火を入れると鮎の繊細さが際立ちます。さっぱりした水なすのサラダと。

白ワイン好きの彼女のために白ワインで合わせていきます。

オーストリア「ヴェスリ グリューナー・フェルトリーナー」。

ヤングコーンのとうもろこし粉フリット

ヤングコーンのふわふわのひげとガリっとしたとうもろこし粉の衣でヤングコーンを包むことでより甘さと香りを強調。 北イタリア 「トラミン ゲヴェルツトラミネール」。

北イタリア風クレープ、霞ヶ浦産バルバリー鴨のスープ仕立て

クレープは北イタリアでよく食べられるパスタのひとつです。鴨のクリアなスープと旨み、肉団子のシナモンの香り、そして赤玉葱の赤ワイン煮の酸味が占めてくれます。

フランス「ラングドック マス・デ・ブレサド ニーム・ブラン キュベ・エクセレンス」

横須賀産大かますのミキュイ、かますの子のバターソース

昆布締めをしたカマスはまるでバターのよう。マッシュルームとカマスの子の旨みを吸ったバターソースをかけて半生に仕上げます。

ブルゴーニュ 「ch・ド・フュイッセ プィィ・フュイッセ」

ちょっとイタズラで・・・「石川県 宗玄 純米生酒」

放牧短角牛のグリル、いんげんとグレープフルーツ、ミントのサラダ

放牧短角牛は熟成して旨みがさらに濃くなっています。ミントとグレープフルーツで夏らしさと爽やかさを。

最後はK様の持っていらしたピノ・ノワール100%のシャンパーニュ「ローズ・ド・ジャンヌ」で乾杯。

シャンパンですがリッチなボディのローズ・ド・ジャンヌは放牧短角牛にも負けていません。

パイナップルのソテーとココナッツミルクのジェラート「ピナ・コラーダ」

ラムとライムで香りを付けたパイナップルのソテー。オーガニックのココナッツミルクのジェラートと口に含めば南国のカクテル「ピナコラーダ」に。

 

たっぷりゆっくりお食事を楽しんでいただけたようで何よりです。

またいらっしゃってくださいね。

鴨のスープのクレープパスタ

パスタっていうと日本人的には麺を思い浮かべますがイタリア語で「パスタ」というと生地そのものの事を指します。スパゲッティなどの麺も生地=パスタを細くしたパスタ類ということですね。

もちろんラザニアやニョッキ(!!)も粉を使ってつないだ生地なのでパスタ類デス。

じつはイタリアではルネサンス時代からクレープもパスタ類として食べられてきました。

金融王メディチ家も大好きだったクレープ。当時はcrespelleクレスペッレと呼ばれていました。(今はイタリア語ではcrepesクレペスになりましたが)

cresクレスは縮れた、pelleペッレは肌という意味です。クレープの焼いた生地の表面の縮れ具合の事を指してるんですね。

現在は主に北イタリアを中心にほかのパスタ類と同じようにプリモ・ピアットとして食べられています。

 

さてさて、今日は横内商店から取った霞ヶ浦産バルバリー鴨のスープを取っています。

 

 

 

これに

これにクレープにチーズを巻いたものをパスタのようにしてお出しします。

鴨の出汁は鶏より横広がりで、長い余韻が特徴です。

鴨のちいさ~いつみれ?肉団子?も浮かべて召し上がれ~♡

お気に入りかます君

カマス君、今絶賛お気に入りデス。

今日は大力さんから来てます☆

顔もかわいいです。

ちなみに太さは私の手首くらいはゆうにあります。

ズルいかもですが、昆布〆しております。

昆布〆するとね、バターみたいな味になります。むちゃくちゃおいしい。。。。。

なんでカマス君の真子と溶かしバターをかけると相乗効果でリッチな味わいになります。

おいしいです。

食べてね♡

おしぼりと料亭の湯殿のハーブの香り

おしぼりっていつ生まれたか。

江戸時代に高級料亭には湯殿が付いていました。お風呂がある意味娯楽であり、社交場でした。

それが高級料亭となるとあちらの方は越後屋さんの旦那さんだとか、あそこの材木問屋の跡取りだとかっていうんでサロン的なお風呂があったんです。ひとっ風呂浴びてさっぱりしてもらって、そこから飲めや歌えの宴会です。

なので湯殿があった名残で最初は料亭で手ぬぐい→からの時代がすすんでバスタオル(昔はバスタオルっていったら高級なお中元とかだったのよ~)よりはちいさめのタオル→おしぼりになったわけです。

のんとろっぽのおしぼりはすこ~しだけ香りをつけています。わかんないくらいちょっと。

食事の邪魔をしないように、でも、お仕事帰りだったり、のんとろっぽについてちょっと気分を入れ替えるきっかけにハーブとスパイスを入れています。

レモンの皮でちょっとさっぱりして、ローズマリーとクローヴは気付けにも、消化促進にも。

あとはたまにリラックス系でカモミールを入れるときもありますが、夏はさっぱり目がいいね。

 

じめじめ蒸し蒸しでも、のんとろっぽにいらしたら一息ついて、おいしいものたべてくつろいで元気になって帰ってくださいね、と思っています。

 

アブルッツォ州の名メーカー チトラ

新しくアブルッツォ州の名メーカー、チトラのワインを仕入れました。

アブルッツォ州の土着品種を洗練したワインに仕立て上げる「チトラ」。

のんとろっぽで仕入れた白ワインと赤ワインをご紹介します。

 

ニーロ ペコリーノ IGT (写真右)

「ペコリーノ」というとイタリアでもっとも古い羊のチーズで地方ごとにペコリーノ・○○(大概地域の名前)というチーズがた~くさんあります。そう、この葡萄も羊から名前がついているのです。羊に食べさせていたブドウがこのペコリーノ種だったとか、羊飼いが売っていたチーズと葡萄の苗がこのペコリーノ種だったとか、葡萄の名前の由来には色々説があります。

普通、このペコリーノという品種のワインはよく言えば爽やかで軽くてさっぱり!という印象ですがその分深みに欠けるワインも多いのです。羊に食べさせていた説から察すると偉大なワインになりにくかったのかな~なんて憶測してしまいます。

ですがこのチトラのニーロはペコリーノなのにボディがしっかり。酸味のある南国フルーツのような香りの後、セージやラベンダーのようなハーブの花の香り。余韻が長く、最後は野菜の芯のようなミネラル感が続きます。

アドリア海からイタリアでもっとも高い山脈のひとつ、アペニン山脈へと抜ける風のようなすがすがしい飲み口です。海沿いはムール貝などの海産物も有名でまさに「地中海式食事」的な雰囲気が溢れます。

魚料理全般に合います。かなりしっかり目の味わいの料理でもぴったり。

 

カローソ モンテプルチアーノ ダブルッツォ DOP リゼルバ(写真左)

果実味たっぷりで大柄な印象のあるモンテプルチアーノ種ですが、深みのあるガーネット色、プラムとベリーのかおりはフランスのボルドー、ポムロールのような落ち着いた雰囲気。

味わいはまさしくイタリアワインらしい果実味とタンニン。骨格がしっかりして長い余韻が素晴らしい。ソムリエ塩田は非常に感心しておりました。ぜひともオールドヴィンテージをのんでみたいワインです。

アブルッツォ生まれ、アブルッツォ育ちの「チトラ社」イラリアが千歳烏山まで来てくれました。美人さんの彼女に地方料理で何が一番好きか聞いたところ、(年をとった)羊の串焼き。シンプルに塩で網焼きにしてオリーブオイルをかけて食べるといっていたけれど、炭の香りや羊の旨みにこのカローソはぴったりだと思います。

海から山へ向けてなだらかな丘が続くアブルッツォ。牧羊とハーブ、地中海のかおりに親しみを覚えられると思います。