世田谷区・千歳烏山のイタリアン「のんとろっぽ」からお知らせ

ふるふるパンナコッタ

深谷で農業をしていらっしゃるお客様からむちゃくちゃおいしい牛乳をいただきました。乳脂肪3.5%くらいとおっしゃっていましたが、濃厚さとあまさ、クリームっぽさのバランスがすばらしいです。

あんまりおいしいのでふるふるのパンナコッタにしました。ふつう、ぱんなpanna=生クリーム + コッタcotta=煮た なので生クリームでつくるものなのですが、乳の甘さと香りがステキなのでほぼこの牛乳で作りました。


バニラも入れず、口の中でとろけるときに乳の香りを感じてください♡

ソースはイチゴを漉したソース。一つずつ拭いて、イチゴの毛(種についている毛)を拭いた後、芯の部分をとってから砂糖にまぶしてマリネします。 砂糖で傷ついたイチゴはぐっと濃い香りを醸し出します。

で、ミキサーで回すんじゃなくていつも通り、ムーランというローテクな濃し機で漉すと、種も取れて、つぶれることでより香りが増します。どろっとしてるくらいな苺のスープをかけて召し上がれ!

 

プロヴァンスの想い出

泊まったところはプロヴァンスのちいさな家族経営のシャンブルドット(農家民宿)。ふる~いおうちは厩なんかを改造されて使っているところが多いです。

母屋はもはや少しグレーぽくなった漆喰の壁。壁には家族の写真。ダサかわいいガラのソファに手元のライト。電気付けてても、なんでだろう、ヨーロッパの古いおうちの一階は(日本でいうところの一階ね)夏の日差しを避けるためだろうか、たいがい結構暗い。

さてさて、今日の夕飯はキッチンでは収まりきらないので2階の部屋で、と。

あめ色になった古びた分厚い木の蹴上げ。みんなが触るからなのか階段の壁はより少しくすんでいる。日本の家のようにせまくて急な階段をのぼるとグレーがかった濃いピンク色の壁が印象的な小さな部屋。入ってすぐのところに大きなテーブルを二つくっつけて準備されている。今日は他に泊っている方も一緒に食事ね。

刺繍がはいったおばあちゃんぽい白いクロス。年代や形がややばらばらの椅子。その先には古びた大きな木枠の窓。そこへよりかかるようにオリーブの樹。その先にはさっき通ってきたいかにも南仏ななだらかな丘がのんびりとひろがる。時間が止まったようで、ああ、なんていいところなんだ、ここのうちの子になりたい。。

やさしいおばあちゃんとまじめなご夫婦、お子さん、そして私と同じように泊まっている客ふくめて10名くらいかな、みんなで一緒に夕飯いただきます!

カラフに入った薄い色のワイン。もちろん厚手の背の低いワイングラス。アーティチョークやズッキーニの入ったパイ。鶏のローストに野菜のトマト煮。やっぱりカサカサのパン!(笑)。シンプルな味付けで案外さっぱり!でも安定のおおきなお皿でたくさんの料理が盛られてこれでもか!というお食べ地獄ですね(笑)なんとかのんびりゆっくりおしゃべりしながらよく食べ、よく飲みました。。。。

ふぅふぅ言いながらなんとか食べきったつもりでいても忘れてはいけません。最後のデザートまでお食べ地獄です。今日は日本からユカが来ているからね、デザート頑張ったのよ?と。もちろん死ぬ気でいただきます!

どんな大きなタルトやケーキが出てくるのかと心配したのに、まさかのひとりずつプリン型に入ったちいさなムース。おしゃれ~♡これなら食べきれます!と見たらなんと菊花が使っているではありませんか!ええええええ!フランスでも菊花食べるの=!?オサレすぎる=!おいしい=!!これってどうやってつくったの?誰=!?こんなデザート考えたの!なんでこんなこと思いついたの=!?なんて考えてたら・・・・・・・朝でした。すみません、夢オチです(爆)

 

・・・とまぁ、そのですね、夢で見た菊花のデザートがほんとうおいしかったんですよ。なので作りました(笑)

一番最初はですね、クレーム・ダンジュに菊花を添えてみたんですが乳製品の香りに菊花がどうしても負けてしまう。。。。案外難しい。。と試行錯誤して数年・・・。長いな。

 

急に昨日、ここへ落ち着きました。

淡雪羹の上に菊花。はまさきミカンのソルベとパリパリ。ソースは金柑のソースです。和菓子じゃなくてちゃんとデザートです☆食べてね♡