世田谷区・千歳烏山のイタリアン「のんとろっぽ」からお知らせ

古池や蛙飛び込む水の音

さてさて、読んでいる本「独特老人」の中で面白かった一節。

古池や蛙飛び込む水の音

有名な松尾芭蕉の歌です。

これは一般的に静けさの中でパチャンと飛び込んだその小さな音がさらに静けさを詠んだ歌だと思われていますが、だけども見方を変えれば蛙が飛び込んだその音から春の息吹がぶわっと広がるのを感じた、という歌なのではないか、と書いてありました。(私個人の感じ方かもしれませんが)目からうろこデス。

何事も幽玄で美しいことばかりが日本の美の在り方のように思うかもしれませんが、もっと空を大海に見立てて鯉のぼりを泳がすように、丸山応挙のようにデフォルトして絵がデザインになっていくように、北斎の版画のようにおおらかなところから新しい力を生むような、大胆である意味ちょっと大雑把(笑)でもあるようなそういう勢いとか、美しさがあってもいいのではないか、と気づかされました。

片方からの思い込みや個人的な気持ち以外の考え方や感じ方だけじゃないと再度思いました。

プロコフィエフはこうあるべき!と思っても、フランチェスカッティの演奏はプロコフィエフというよりフランチェスカッティ節を楽しむものなんだ、という事です。(笑)

庄司さやかちゃんのプロコフィエフ、私の思うプロコフィエフに近い。

でもフランチェスカッティ。

最初からフランチェスカッティ節。これでいいのだ。

私も私の料理もそういう自由な人になりたいな。

今日の戦利品

今朝は涼しかったですね~

明日は河岸がお休みで、かつ台風が来ているというのに今日は意外と豊洲空いていました。あ、お子様連れの夏休み観光客は結構いらっしゃいましたが。

さて、今日の戦利品デス。

ミンクくじら買っちゃいました~☆馬のような赤身で旨み、それでいて重たくなく、すっとした雰囲気があるのが好きですね。ケイパーベリーと生姜でサッパリどうぞ。

あとは夏のタケノコ、緑竹や、大粒落花生「おおまさり」(これはペーストにします)。それからタコの真子。こちらは赤ワインで煮て味を含ませています。

マコガレイのフリットはもう少し継続。(←新しい衣が気に入っているので吉川さん的に流行っています)写真撮らなきゃね。

そしてもうひとつ、今日の戦利品。「独特老人」スゴイ題!

この本、途中まで読んだのですが、むちゃくちゃ面白い。作家さんあり、作曲家あり、棋士の方もいて、かなりお年を召した色んな方々のファンキーなお話が面白いです。

今読んだところまでのざっくり感想でいうと、みなさま一つの事をやり続けてきた方なので、大概宇宙の話になる。結局哲学的な考えと自分の仕事、ということになるんです。

平たく言うと「在る」という事は「無い」ことを証明している、とか、反対の事象はその二つで初めて1になるとか。自分が何者であるか、何をしなくてはいけないのか、インタビューといってもほとんど一人でとめどなく話してらっしゃって、やや(っていうかかなり)偏屈な方もいらっしゃるとは思うのですが(笑)ぶっとん出るというか、とても素敵な方たちです。

20代、私もいつもそんなことばっかり言ってたな~。

いつでも魂が宇宙の果てまで飛ぶことができて、ミクロの世界まで分解される。

そういうファンキーなおばあちゃんになりたいな~。ちょっとおとなしく?なっていた私のちいさな部分がまた、熱くなったようでいい気分です。これも今日の戦利品かな。

今日も頑張るデスよ~