世田谷区・千歳烏山のイタリアン「のんとろっぽ」からお知らせ

ブックカバーチャレンジ シェフ吉川4日目 モーツァルト

なんだかんだで無茶苦茶時間かかっているブックカバーチャレンジ。

シェフ吉川の4日目です。

小林秀雄のモオツァルト。

読みすぎてボロボロですね~

[読書文化の普及に貢献するための本のリレー]

⚪︎好きな本を1冊ずつ、7日間投稿する
⚪︎本の説明なし
⚪︎表紙写真
⚪︎作者 小林秀雄
⚪︎出版社 新潮文庫
⚪︎指名された方と、指名する方をタグ付け
⚪︎スルーOK, 次の指名も気分次第で

「僕の乱脈な放浪時代の或る冬の夜、大阪の道頓堀をうろついていた時、突然、このト短調シンフォニィの有名なテエマが頭の中で鳴ったのである。僕がその時、何を考えていたのか忘れた。」

ああ、そう!感動するって、こういう感じ!なにかに襲われたかのように突然雷鳴だか、光だかに撃たれたようになる!ほんとう、そのままだ!と初めて読んだときに思いました。

評論はやっぱり文章の美しさで音楽なり、ほかのことを美しく書いてあるのが好き!

 

夢見がちな吉川さんはモオツァルトについて書いてある部分も好きです。

「モオツァルトは、目的地など決めない。歩き方が目的地を作り出した。」

しばらくぶりに読み返して若かりし日を思い出すのと同時にまた、40過ぎてからそんな気持ちに帰ってきたな、と思いました。若いな。ワタシ(笑)

ぜひ読んでね。

ブックカバーチャレンジ ソムリエ塩田3日目「片腕」

のんとろっぽのソムリエ塩田のブックカバーチャレンジ3日目

川端康成の「片腕」

[読書文化の普及に貢献するための本のリレー]

⚪︎好きな本を1冊ずつ、7日間投稿する
⚪︎本の説明なし
⚪︎表紙写真
⚪︎作者 ちくま文庫
⚪︎出版社
⚪︎指名された方と、指名する方をタグ付け
⚪︎スルーOK, 次の指名も気分次第で

「片腕を一晩お貸ししてもいいわ。」
孤独なおじさんのシュールな世界。

ブックカバーチャレンジ シェフ吉川3日目 新イタリア料理

ブックカバーチャレンジ シェフ吉川3日目です。

3冊目はグアルティエロ・マルケージの「新イタリア料理」。

[読書文化の普及に貢献するための本のリレー]

⚪︎好きな本を1冊ずつ、7日間投稿する
⚪︎本の説明なし
⚪︎表紙写真
⚪︎作者 グアルティエロ・マルケージ
⚪︎出版社 三洋出版
⚪︎指名された方と、指名する方をタグ付け
⚪︎スルーOK, 次の指名も気分次第で

 

http://www.wakapedia.it/ja/gualtiero-marchesi/

写真はwikipediaより。(ちなみにうちのパパにそっくり(笑)日本人ですが(笑))

 

マルケージはイタリア料理界の巨匠です。今イタリアで星を取っているシェフたち、マルケージ・チルドレンをたくさん輩出した偉大なシェフです。

そしてあまり知られてはいないですが、新フランス料理を掲げたトロワグロやアラン・デュカス等フレンチのシェフたちにもその、新フランス料理にむかうきっかけをつくったのも、また彼なのです。

今の潮流の西洋料理の基礎、シンプルさや新しい芸術としての料理を築いた天才です。

彼はほんとうに芸術を愛し、音楽や絵画のように料理をとらえていて、体現した人です。たくさんの芸術家とともに歩んだ料理人です。

シンプルで新しくて、軽やかさと音楽のようなリズムやハーモニーがあって・・・・。本当に素晴らしいです。

彼のあふれる音楽や絵、料理への愛はいつでも私のあこがれです。

 

またこの本を訳している渡辺怜子さんも一冊目にあげた増井和子とともに尊敬する2大料理評論家です。翻訳もマルケージの友人でもある彼女がマルケージから指名されて日本語版が出来ました。

ほんとうにたまたま、お会いすることができて、私の料理を食べていただいて、彼女は私のことをもう、覚えてはいないかもしれないけれど、今でも光栄に思っています。

 

 

ブックカバーチャレンジ ソムリエ塩田2日目「女生徒」

のんとろっぽのソムリエ塩田のブックカバーチャレンジ2日目です。

「女生徒」

[読書文化の普及に貢献するための本のリレー]

⚪︎好きな本を1冊ずつ、7日間投稿する
⚪︎本の説明なし
⚪︎表紙写真
⚪︎作者 太宰治
⚪︎出版社 角皮書店
⚪︎指名された方と、指名する方をタグ付け
⚪︎スルーOK, 次の指名も気分次第で

男性の接客業におすすめ。(塩田談)

 

ブックカバーチャレンジ シェフ吉川 2日目「ミシェル・ブラの世界」

シェフ吉川ブックカバーチャレンジ2日目です。

⚪︎好きな本を1冊ずつ、7日間投稿する
⚪︎本の説明なし
⚪︎表紙写真
⚪︎作者 ミシェル・ブラ
⚪︎出版社 柴田書店
⚪︎指名された方と、指名する方をタグ付け
⚪︎スルーOK, 次の指名も気分次第で

音楽や絵画など芸術へのあこがれは尽きることはありません。もちろん、料理だってその一部としてありたいものです。

料理って結局自然への賛歌なんじゃないかな、と思います。

2日目の本は悩んだ時に読む本。「ミシェル・ブラの世界」

尊敬する自然と生きる料理人ミシェル・ブラの本です。今は彼の店は息子にほとんど譲っています。

本の始まりはミシェル・セールの詩から。

〈・・・・おいで、お前に伝え残したいものがある。失われた感覚界、さまざまな世界と玉虫色の躰の間に交わされる内緒話。お前に伝えよう。繊細さ、味や香り、明智。おいで、布の切れ端でまるで衣のように皮ふを作り終わったら、そのあとでお前に言ってあげよう。古びた私のことばの残骸を。死にかけている私の美しい言葉を。・・・・(後略)〉

 

この本は料理本でありながらまるで音楽を奏でるかのように、苔むす香りを嗅ぐような、幼い日の想い出と厳しい冬を乗り越える力とを持っています。

料理の目次も「聴覚」「嗅覚」「悦楽」などの項に分かれています。

色んなことに振り回されないように。

おちついて自分と自然とをまっすぐにね。

 

ブックカバーチャレンジ ソムリエ塩田 一日目「ハンニバル」

[読書文化の普及に貢献するための本のリレー]

のんとろっぽのソムリエ塩田の一日目です。

⚪︎好きな本を1冊ずつ、7日間投稿する
⚪︎本の説明なし
⚪︎表紙写真
⚪︎作者 トマス・ハリス
⚪︎出版社 新潮文庫
⚪︎指名された方と、指名する方をタグ付け
⚪︎スルーOK, 次の指名も気分次第で

この本にはすべてがある。インテリジェンスと音楽と美と美食とサイコとグロと愛と全部。よく言うと究極。悪く言うとおぞましい。(塩田談)