ブックカバーチャレンジ シェフ吉川 2日目「ミシェル・ブラの世界」
シェフ吉川ブックカバーチャレンジ2日目です。
⚪︎好きな本を1冊ずつ、7日間投稿する ⚪︎本の説明なし ⚪︎表紙写真 ⚪︎作者 ミシェル・ブラ ⚪︎出版社 柴田書店 ⚪︎指名された方と、指名する方をタグ付け ⚪︎スルーOK, 次の指名も気分次第で

音楽や絵画など芸術へのあこがれは尽きることはありません。もちろん、料理だってその一部としてありたいものです。
料理って結局自然への賛歌なんじゃないかな、と思います。
2日目の本は悩んだ時に読む本。「ミシェル・ブラの世界」
尊敬する自然と生きる料理人ミシェル・ブラの本です。今は彼の店は息子にほとんど譲っています。
本の始まりはミシェル・セールの詩から。
〈・・・・おいで、お前に伝え残したいものがある。失われた感覚界、さまざまな世界と玉虫色の躰の間に交わされる内緒話。お前に伝えよう。繊細さ、味や香り、明智。おいで、布の切れ端でまるで衣のように皮ふを作り終わったら、そのあとでお前に言ってあげよう。古びた私のことばの残骸を。死にかけている私の美しい言葉を。・・・・(後略)〉
この本は料理本でありながらまるで音楽を奏でるかのように、苔むす香りを嗅ぐような、幼い日の想い出と厳しい冬を乗り越える力とを持っています。


料理の目次も「聴覚」「嗅覚」「悦楽」などの項に分かれています。
色んなことに振り回されないように。
おちついて自分と自然とをまっすぐにね。
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