旅行に行けないなら行った気になればいいじゃない⑥予約したソスタンツァに入れるか?
さぁさぁ!ようやくお目当てのお店ですよ!
ここまでの長い旅路を振り返りたい方はこちら!いや、もう、いいって、という方は先へ進みましょう!
シャワー浴びてお着換えして、化粧して!←大事
トラットリアなんでがっつりシャトーレストランに行く時ほど気合いれなくて大丈夫ですが、やっぱり旅行っていっぱい歩いて絵面がぐったりしがち。一回部屋に戻ってお着換えしてくことをオススメします。そうするとお店の方にもこの店にやる気マンマンで来ているぞというのが伝わるので、よくしていただけることが多いです。特にヨーロッパはそういうの大事。
こちらから「貴方のお店を大切に思っていますよ」ということを雰囲気で伝えられると言葉が通じなくても、お互いきもちよく過ごせます。
にしても!遅刻しないように15分前着で行ったのにこの行列‼さすが1869年の開業以来地元の方にも大人気のトラットリア・ソスタンツァ!
ありえない!並ぶのとかほんと嫌いなイタリア人。並んでる。。。。あ、順番は守りますが列になれないのね。ぽちぽち思い思いのところにいて、私あの人の次~と順番は守ります。
しかもイタリアのレストランに時間ぴったりにいくと「ほんとに時間ぴったりにきたの?」と準備ができておらずびっくりされること多数。だいたい30分くらい遅れていくとお店にピタッと合っている感じ(笑)
なのにこの行列。待てども待てども並んでいる人がどんどこ増えていく・・・・・!そして21時をすぎていく・・・・!恐怖を感じました。これは予約したのにまさかの入れないとかあるのか?いやいやいやいや・・・・・。ここへ来るまで38時間以上かかってるから!
とりあえず私より前にいらした方へ聞いてみる。
「すみません、ご予約していますか?」
「予約しているけれどずっとこうなんだよ」マジか。
さらに前の方に聞いてみる。
「貴方は予約していますか?」
「とりあえず来てみた。」なにー!?どうなっているんだ!?
と、ずっとそれを繰り返し一番前の人にまで到達。小さい背格好なのがヨカッタのか、みんな「permesso~」すみません、ちょっと失礼…通してくださいというと快く通してくれた♥やさしい♡でもグイグイいくぜ!
なんとか店のレセプションカウンターにたどり着く。ふぅ。
そうすると予約帳がおいてあり、一番前に並んでいた方がレセプションに来たカメリエーレ(サービスマン)に名前を告げている!
なにやらチェックして去って行った!よし!なるほど来ています、ということを告げないといけないのね!
しばらくカウンターにかじりついて、「予約した吉川です。」とカメリエーレに伝えるも予約帳をみて、「わかった」と言って去っていく。席には通されない。っていうか、19時の会の人たちがおしゃべりしてて帰らないから入れない。まだまだ満席(号泣)。
食事終わってるなら並んでるんだからかえってくれ====!(必死。なぜなら23時閉店だから)
カメリエーレたちも呼ばれてないのに会計を持って行ったり、どんどこテーブルの上をかたしたりして追い立ててる(爆).お店も大変。心中お察しいたします(涙)
少しずつお帰りになる方が出て、一組、二組・・・と名前を呼ばれて着席する並んでいた方たち・・・。
あれ?「予約した吉川です!」もう一度言う。「わかった」」とカメリエーレが去る・・・。ええええええええ。
こんなことじゃくじけないぞ!まだまだカウンターにかじりつきます!
よく見ると予約したお客様を呼んでいるのはおじいちゃまのカメリエーレひとり。
おじいちゃまは予約帳にチェック!そうか!この方に名前を言わないといけないのね!この方がcapoカポ、つまりボスなのね!
おじいちゃまがカウンターにいらっしゃったタイミングで「予約した吉川です!!!!」
おじいちゃま予約帳にチェック!キタ!
「はい、signoraシニョーラ吉川どうぞ。この席です」
まだまだドアの外にどんどこ並んで遠くから私を見守っていたみんな(吉川さんの連れの方々)にマトリックスばり(笑)のちょいちょいカムカム!の合図!
そうしたらみんなも「エクスキューズミー」連発で中へ!
席につけました====!!おめでとうございます!ありがとうございます!
それをみた外へ並んでいた方が急に僕も予約しているんだけど攻撃をカウンターに(笑) 空いた席から呼ばれてます。ヨカッタ。みんな吸われた。ほっ。
ではでは!発注==!
ここでイタリアに行った時のために注文の仕方!おさらいしましょう。
古典的なイタリア料理屋さんに行くとだいたいメニューは以下の感じになります。
Antipasti前菜
まぁ、この部分は少ないお店もあります。ソスタンツァはここへ珍しくサラダとかあった。トスカーナでも内陸だとやはり肉系がおおくてaffettati mistiアッフェッターティ・ミスティというハムサラミ類盛り合わせもよくあります。
7/27 からトスカーナフェスタやろうと思っているからこの辺も出したいな~
あとはクロスティーニね。カナッペ的な感じ。フィレンツェはレバーのクロスティーニが有名です。(個人的にむっちゃ好き♥)
見た目から「sabbia砂」のクロスティーニとも呼ばれているけどすこ~しあまくて品のいい味です。
primi piattiプリミ・ピアッティ パスタやリゾット、スープ類もここへ入ります。
え?スープってパスタなの?と思った方も多いと思います。もともとスープというか、大麦の粥的なものが、ミネストラ(み んなにはミネストローネといったほうがイメージしやすいかな?)というスープ状のものになって、パスタへと変わっていったんですね~。だからスープ頼んでパスタも頼むとイタリア人的には「ん?どうした?同じの 2個頼んで」となります(笑)アジア人にとってはスープは汁物という感覚とはかなり異なりますね(笑)
トスカーナ人のおふくろの味、みそ汁的に愛されているリ・ボッリータ(再び煮たという意味)も本来はここへ入ります。トスカーナ人は豆好きね。これものんとろっぽで大人気なのでフェスタ7・27からだそうかな~
Secondi piatti主菜
メイン料理です。古典的なお店にいくとたとえばソスタンツァと同じようにたとえばビステッカ・アッラ・フィオレンティーナを頼むとほんとうに肉しか出てこないです(笑)付け合わせはないです。サラダもついてこないです。もしメニューに「鯛とジャガイモのロースト」と書いてあればタイのほかにジャガイモも来ます(笑)
Contorni付け合わせ
ここも基本的には自分で頼まなければなりません。たいがい茹でジャガイモなどのジャガイモバリエーション(笑)、
白いんげん豆のフィアスコ(ワインの瓶)煮(トスカーナ人は豆大好き←大事)、
白いんげん豆の小鳥ちゃん風↑↑(ほんと豆好き(笑))とか、
アーティチョークのグリルなどなど。お腹に余裕があれば頼んだほうがいいと思います。有名な料理以外にも地方の特色が出やすいのでぜひ旅行した際にはこの地方のおすすめは?と聞くと面白いと思います。
Dolciデザート
あとで頼めます。だいたい大きい25㎝以上のケーキなどがつくってあって、それをカットしたものが出てくることが多いです。
あとは有名なのはカントゥッチ、ビスコッティと呼ばれるものです。
よしよし!ガンガン!注文しましょう!
続きはこちら↓
Komentarze