黄金のリゾット ミラノ風リゾット
ちゃんとイタリア語のレッスン!してますよ~!
今日もまた古いイタリアの料理本、la scienza in cucina「料理の科学」からミラノ風リゾットの項を読みました!
![](https://static.wixstatic.com/media/320a3b_afb95e0077dc45f5a285499e09168cf1~mv2.jpg/v1/fill/w_147,h_184,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/320a3b_afb95e0077dc45f5a285499e09168cf1~mv2.jpg)
ミラノ風リゾットとは、サフランで黄色くなったチーズの入ったリッチな味わいのリゾットです。
![](https://static.wixstatic.com/media/320a3b_f78fad50c86b4ee59d9a32a0593dee84~mv2.jpg/v1/fill/w_138,h_184,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/320a3b_f78fad50c86b4ee59d9a32a0593dee84~mv2.jpg)
日本でも有名なこのリゾットは中世に生まれます。
このミラノ風リゾットは、1574年にベルギーのガラス職人ヴァレリオ・ディ・フィアンドラの娘の結婚式のための料理として生まれました。当時、彼はミラノ大聖堂の窓に取り組んでいたためにミラノに住んでいました 。
ヴァレリオの同僚のガラス職人はその結婚式のために白いリゾットにおめでたい色である黄色いバターを追加しました。黄色は金を意味し、富を象徴する色でもありました。その黄色いバターこそがサフラン入りだったのです。
中世ではスパイスはものすごく高価で一般人は口にすることはまずありませんが、当時ガラスの黄色の色を得るために使用されていました。ガラス職人には手に入りやすい状況だったのでしょうね。
その風味と、金を想起させる黄色の色合いの両方で、すぐに大流行。 サフランは鎮静効果等も認められていたため、すぐに黄色のリゾットがミラノ中に広がったのです 。
縁起のいいミラノ風リゾット、イタリアではたまにリゾット・ドーロrisotto d’oro黄金のリゾットとも呼ばれています。
桜の時期にはつきものの、菜の花色にも見えまする。
シンプルですがシャモロックの出汁をたっぷりつかっているのでとってもおいしいです。ぜひぜひどうぞ。